貸金業務取扱主任者の難易度と合格のコツはこれだ!
今日は貸金業務取扱主任者という資格について解説します。
この資格、どれ位取得するのに勉強しなければいけないのでしょうか?
独学で取れるのか?
はたまた、専門学校に通わないと取れないのか?
貸金業務取扱主任者の取得を目指す方の為に、
今日はこの資格試験を解説します。
元々この資格は、民間資格でしたが、
貸金業法の改正などで国家資格になりました。
更に、貸金業を行う事業者は、
貸金業務取扱主任者を、各事業所ごとに、定められた人数を設置しないと、
営業できなくなりました。
(50人に1人の割合が必要)
不動産屋に、
宅地建物取引士を置かないといけないのと似てますね。
それでは、解説します。
この資格の難易度や、
合格する為のコツも紹介したいと思います。
難易度はどのレベル?独学でも大丈夫?
貸金業務取扱主任者は今のところ、
難易度は標準レベルで、
独学でも合格できると言われています。
ただし、今現状はという事なので、
この先どうなるか分かりません。
ま、当然ですね。
※貸金業務取扱主任者の合格率は30%前後、
因みに宅建は15%前後です。
試験はどんな感じなの?
試験の問題数は50問です。
4肢択一で、解答はマークシート方式です。
どの様な割合で、
今まで問題が出ていたかと言うと、
法と関係法令に関する事が、22問から28問
貸付けと貸付け取引に関する法令と実務が、14問から18問
資金需要者等の保護に関する事が、4問から6問
財務及び会計に関する事が、2問から4問
という割合になっています。
この割合が後で、ポイントになってきます。
宅建士を始め、法律を勉強する資格と、
学習する内容が重複する部分がかなり有ります。
宅建業法と貸金業法は構造がほぼ同じな為、
宅建を勉強した事がある人は、とても取っつきやすいと思います。
合格率は?
気になるのは、合格率ですが、
過去5年の合格率はこんな感じです。
2013年(平成25年)28.1%
2014年(平成26年)24.5%
2015年(平成27年)31.2%
2016年(平成28年)30.5%
2017年(平成29年)32.5%
平均すると、29.36%ですね。
合格ラインは?
過去5年間のデータを平均してみると、
31点です。
2013年(平成25年)30
2014年(平成26年)30
2015年(平成27年)31
2016年(平成28年)30
2017年(平成29年)34
どの様な勉強方法をすればいいのか?
まずは、過去の問題の場所から、
過去の問題は公式サイトでダウンロードできます。
公式サイトに行って、過去の試験問題をクリックします。
そうすると、過去の試験問題と解答を全て見る事ができます。
ただし、過去問題を勉強するのは、
経験者の方です。
民法などを勉強した事がある人は、
過去の問題をひたすら繰りしたら、
合格できたと合格者は語ってますので、
ここから、やっていったら良いのですが、
全く知識が無い人には、
ちょっと難易度が高いです。
なので、法律の勉強を今まで全くした事の無い人は、
民法の本や、法律の用語などを解説している本を読んでから、
基礎的な部分を勉強してから、
取り組むと、
スムーズに入って行けると思います。
その後、
貸金業務取扱主任者のテキストを買って勉強する。
テキストは普通の本屋さんで売っている物で大丈夫です。
そして、テキストを勉強し終わったら、
過去の問題を解いて行くという流れがいいでしょう。
整理すると、
未経験の方は、
1.民法の本、法律関係の用語を解説した本を読む。
2.貸金業務取扱主任者のテキストを買って勉強する。
3.公式サイトで過去の問題をひたすら解く。
という順番ですね。
合格するコツはこれだ!
合格するコツはズバリ、
出題される確率が高い部分を重点的に勉強する事です。
先ほど説明した様に、
法と関係法令に関する事が22から28問出題されて、
貸付けと貸付け取引に関する法令と実務が14から18問出題されます。
この部分からほとんど出題されると言っても過言ではありません。
それに比べて、
金需要者等の保護に関する事と、
財務及び会計に関する事は、
殆どと言っていい位、
出題されていません。
この分野はちゃんと勉強しようと思った場合、
結構範囲が広いです。
時間がかかってしまいます。
という事は、出題される数が多い分野を重点的に勉強して、
取りこぼさない様にすれば、
合格できるという事ですね。
保護と財務はメインで勉強しないという事ですね。
試験日はいつ?
という事で、最後に試験日は?という事で、
試験は年1回行われていて、
毎年11月下旬頃の休日にあります。
2018年(平成30年)は11月18日(日)が試験日です。
合格発表は1月中旬頃です。
という事で、
今日は貸金業務取扱主任者の試験の難易度や概要、
そして出題傾向と合格する為のコツを紹介しました。
あなたが合格する事を、
お祈りしています!
頑張って下さいね!
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