ツイッターの7つの問題点とその対策方法
ツイッターとはアメリカのツイッター社が運営する、
ソーシャルメディアネットワーク(SNS)です。
ツイートと呼ばれる140文字の文章と写真、動画を投稿する事ができます。
自分が目にしたツイートを拡散させる為のリツイートという機能があり、
興味を引く内容なら情報が一気に広まる特性があります。
しかし、このツイッターを使う上で様々な問題点がります。
今回はツイッターをこれから使ってみようかなという人向けに、
分かりやすくツイッターの問題点と対策を紹介したいと思います。
ツイッターの7つの問題点とその対策方法
ツイッターの問題点で代表的な物は以下の7つになります。
1.なりすまし(アカウントが無数に作れる)
2.デマが拡散される
3.訴えられるリスクがある(バカッター 安易なリツイート)
4.個人情報が特定されるかもしれない
5攻撃に合うかもしれない
6.いじめに会うかもしれない
7.犯罪に巻き込まれる可能性がある
それでは解説していきましょう。
1.なりすまし(アカウントが無数に作れる)
ツイッターを始める為には、
自分のアカウントを作成する所から始まります。
ツイッターはフェイスブックと違って実名である必要がありません。
ニックネームで登録ができます。
しかもメールアドレスさえあれば、
無数にアカウントを作る事が可能です。
その為ツイッター上には無数のなりすましアカウントがあります。
例えばお笑い芸人の宮迫博之さんのアカウントを検索してみると・・
無数に宮迫博之というアカウントがあります。
(これはほんの一部です)
誰でも好きな名前で自分のアカウントを作る事ができるのです。
こういったアカウントの中には本人になりすまして、
嘘の情報をばらまく事があります。
殆どの場合は軽い気持ちで作ったいたずらアカウントですが、
中には嫌がらせや、本人の信用を失墜するのが目的だったり、
有料サービスへの誘導などが目的の場合があります。
2.デマが拡散される危険性
ツイッターはデマが拡散される事がよくあります。
そのデマが大きな問題になった事件と言えば、
「あおり運転殴打事件」のガラケー女のデマです。
この事件はあおり運転の事件を起こした加害者と同乗していた、
女だと全く無関係の女性のがネットで噂され、
フェイスブックに載せていた個人情報が拡散され、
誹謗中傷を受けた事件です。
あおり運転の加害者が一方的にこの女性をSNSでフォローしていた事で、
この女性が同乗者で間違いないと勝手に勘違いして、
多くの人々がその情報を拡散し、
また、この女性に対して酷い言葉を投げかけた。
この女性は犯人と一切の面識が無かった。
何もしていなくても犯人に仕立て上げられ、
知らない人から嫌がらせを受けるのです。
3.訴えられる可能性がある(バカッター、安易なリツイート)
バイトテロという言葉を聞いた事ありますか?
飲食店などのアルバイトが悪ノリで動画を撮影しSNSに投稿、
それが拡散されてバッシングを受けるという問題です。
バイトテロの事例
・従業員が唐揚げを床に擦り付ける動画が拡散
・従業員が食器洗い機で入浴している写真が拡散
・従業員が茶碗と食材を床に撒き散らした写真が拡散
・従業員がハサミを天ぷらにして寿司にした写真が拡散
この様な行為が広く知られて、
お店はイメージ低下で大打撃を受けました。
中には閉店したお店もあったそうです。
当然この様な事を行なった人もお店側から訴えられ、
損害賠償の請求をされたり、
学校を退学させられたりして社会的制裁を受けました。
安易に投稿した悪ふざけ動画一つで、
自分の人生や他人の人生を狂わせてしまうリスクがあります。
また、先ほどの「あおり運転殴打事件」のデマでも、
その情報をリツイートして拡散した人に対して、
被害者が訴訟を起こしています。
流れてきた情報がデマだと思わず、
自分が正義だと思い込んで軽い気持ちでリツイートして、
訴えられているのだ。
4.特定される危険性がある
ツイッターは匿名で登録が可能だと書きましたが、
匿名でツイッターをやっていても自分だと特定されてしまう事があります。
例えばアップした風景写真から、
写り込んだ建物から住んでる地域を特定したり、
部屋から撮った写真の場合だと、
写っている建物の角度から何階に住んでいるか特定したりと、
慣れている者であれば写真を見ると、
写真の情報から大体の住んでる地域が特定できると言います。
5.攻撃に合う可能性がある
ツイッターは国内で4500万アカウントあるとされています。
ツイッターを行う人は多種多様な考え方を持っています。
当然中には自分と全く逆の考え方を持つ人もいるわけです。
例えば何かのニュースについて自分の考えを呟いたとして、
全く考え方が違う人がその呟きを見て、
その考え方は間違っていると指摘するだけならまだましで、
誹謗中傷されたり、
しつこく粘着されたりする可能性もあるわけです。
6.いじめに会う可能性がある
ツイッターにもいじめがあります。
学校や職場の顔見知りの人間がツイッターを使っていじめをする。
手口は色々で自分の正体を明かした上でいじめる場合もあれば、
ツイッターの匿名性を生かして誰か分からない状態で、
悪口を書き込んだり、誹謗中傷するという事があります。
7.犯罪に巻き込まれる可能性がある
そして最後はこれです。
ツイッターを使った犯罪で代表的なのが、
詐欺と未成年の誘拐です。
詐欺で代表的な事例を挙げると、
現金プレゼントなどと言って札束の写真が載っていて、
フォローとリツイートした人に抽選で100万円プレゼントします、
という様なツイートです。
これは元ZOZOの前澤氏が行なったお年玉プレゼントの企画を、
ヒントに行われている詐欺で、
前澤氏は本当にお金を配っているが、
詐欺は実際にお金を配らず、受け取る為には2万円払う必要があるなどと、
逆にお金を払わせる。
当然支払ったからと言って100万円は貰えない。
またお金を取られなかったとしても、
出会い系サイトに誘導されたり、
ろくな結果にならない。
また、犯罪で言えば未成年の誘拐なども問題になっています。
ツイッターに悩みなどを投稿する未成年に、
親切に相談に乗る大人を装い、自宅に誘い出し監禁する。
そんな事件が多発しています。
運良く警察に発見され解放された児童もいましたが、
最悪な結果になる事件に巻き込まれる可能性もあるのです。
対策や解決策はあるのか?
7つのツイッターの問題点を紹介してきましたが、
何か対策や解決策はあるのでしょうか?
解決策は2点、
ツイッターやSNSの正しい知識を持つ事と、
「性善説」ではなく「性悪説」でものを考えるという事。
ツイッターはフィロワーが少なと、
普段はリツイートもされないし、
自分のツイートが話題になる事はまずありません。
その為、世間は自分のツイートなんて見ないだろうと錯覚に陥ってしまうのです。
少ないフォロワー、自分の身内だけ見てる様な感覚で、
悪ふざけの投稿を行なった所、
それが誰かの目にたまたま止まって、
拡散してしまう事もあるのです。
ツイッターはインターネット上にあり、
誰でも見る事ができるという事を忘れてはいけません。
世界中から見る事ができるのです。
少ない閉鎖された空間だと、
そういった勘違いを起こさない為にも、
ツイッターを使うのであれば、リスク含めて、
使える機能など、細かく知っておく必要があります。
ゼロからはじめる Twitter ツイッター スマートガイド [改訂2版]
そして、こういったツールを使う時は、
性善説ではなく性悪説でもの事を考えるという事。
性善説とは人間は本来善であるという考え方です。
悪い人はいない、本来皆んないい人だという考え方に基づいて、
行動するという事です。
確かに他人を信じるという事も大切かもしれませんが、
ツイッターにおいてはちょっと当てはまらないと私は思います。
人間というのは本来は未熟なもので過ちを犯すもの。
人は努力によって善を獲得できるという考え方。
インターネットの知識やツイッターの知識とプラスして、
世の中には、おかしな人がたくさんいるし、
犯罪者もたくさんいると認識したうえで使う事。
悪意を持って近づいて来る人間がいる事を、
特に子供達にはしかりと教えるべきだと思います。